2007年06月22日

不知明日

カラオケが日本に定着してどのくらい経つのだろう。
この夜も、ある人は話が通じない上司への鬱憤を晴らすべく、またある人は単に友達と「今この瞬間の気持ちよさ」を追求すべく、とにかく沢山の人がカラオケボックスの中で声を張り上げていることだろう。

ところで私は、音楽を聴くときに「歌詞」をあまり重視していないタイプである。圧倒的に、歌詞よりも先に音やリズムに心を掴まれる場合が多い。お気に入りのアーティストのCDを買っても、まず歌詞カードは見ないで曲を聴き、気になったり耳に残ったりしたフレーズが何かあったときに初めて、歌詞カードをちらりとのぞくという感じだ。

そんな「歌詞軽視派」でテレビジョンをほとんど見ない私が、メロディは知っているが歌詞までは分からない楽曲の歌詞を「活字」として目にする絶好の機会が、なにあろう、誰かに誘われていくカラオケの場なのである。

Mr.Childrenの名曲とされる「Tomorrow never knows」という楽曲がある。私が大学生の頃に爆発的なヒットとなり、「innocent world」で有名になった彼らの人気を不動のものとしたあの曲である。

この曲の歌詞も、大学同期との飲み会のカラオケボックスのディスプレイの字幕ではじめて見たのだが、今日はその時に頭に浮かんだツッコミを記してみようと思う。

ミスチルファンの方は、この辺で私が桜井くんに泣かされた腹いせだと思って、できれば軽く流して欲しい←


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2007年03月23日

KARATE HOUSE〜「意味」からの脱出


パカスカパカスカパカスカパカスカパカスカパカスカ1・2・GO!「意味はないけど、なんだか気持ちいい」

そんな体験は、人間であれば誰しもが経験したことがあるだろう。

例えば、ドラクエを一生懸命をやりこむという行為は、元も子もないことを言ってしまえば、膨大な時間をつぎ込んで自身のキャラクタデータをセーブするメモリカードの磁気状態を少し変化させるだけで、たいていは「何の役にも立たない」し、そこには大した「意味」もない。しかしながらご存知のように、テレビゲームは飛ぶように売れる。

ゲームに限らず「意味はないけど楽しい」ことは確かに存在し、人間にはそんな快楽を求める意志が厳然として存在するのだ。

そして我々人間は普通、ある程度の「先」の未来を考慮しながら生活している。「将来」のために計画的に貯金をしてみたり、仕事の「役に立つ」ので資格試験の通信教育を受講するとかいった場合などは象徴的であろう。

それらは要するに「意味」である。

「未来」を考え、「意味」があるからこそ、今はこの行動をとる。そうした行動は「合理的」で、貴重な時間を「意味」のない行為に費やすことは「非合理的」とされがちである。

しかし「意味」は、常に事を先送りにする。

「今この瞬間」の快楽や濃い感情の揺らぎとを引き換えにして、「未来における幸福」を追い求める。

この「意味」という、一見素晴らしい概念に過度に憑かれた者は、ともすれば、かつて自分が夢見た「未来」にたどり着いたところで、またそこからさらに「先の未来」を志向し、永遠と「意味」を求め続けるという終わりのない連鎖に陥ってしまうことになる。そうした「意味」という概念には収まりきらない、「今この瞬間」の幸せや快感――とりたてて「意味」のない――を味わうことができずに、「意味」に雁字搦めにされた乾いた生活に囲い込まれる。そしてそんな無限の「意味」の連鎖の果てに、いつしか自分を「意味」で塗り固めようと、「本当の自分」とやらの果てのない探求へとその者を駆り立てる。そんな空虚な気持ちを穴埋めするかのように、「意味のない行為」に耽る他人を、批判し嘲笑するといった窮屈な行為にまで及ぶ人もいる事だろう。

我々の生活には、決して「意味」だけに収まりきらない世界がある。
「意味」や「合理性」に拘泥する者は、「今ここにある幸せ」を文字通り「体感」することができずに、その生を十分に謳歌することはできないであろう。


さて、随分と長い前置きとなったが、ここでやっと本題のPOLYSICSである。

POLYSICSの音楽やライブは、まさにこの「意味」と対立する、「今この瞬間の感情の密度」を志向したものに私には映る。最新アルバム「KARATE HOUSE」の中の曲の歌詞を見てみるだけでも分かるが、そこにほとんど「意味」はない。アルバムタイトルからして「意味」不明だ。彼女は夜に右目が光るサイボーグで、エレクトリックなサーフィンを楽しむ優しいマシンドクターなのである。

今の自分が「気持ちいい」と思えるような音を鳴らし、「意味」はないが口ざわりは「気持ちいい」フレーズをただ「意味なく」シャウトする。「それに何の意味があるの?」なんて無粋な言葉をイスカンダルまで吹き飛ばすような何かが、そこには詰まっている。

中途半端な「意味」に囚われた定型的で薄っぺらな曲が蔓延する昨今、「今この瞬間の感情の密度」に忠実なPOLYSICSの存在は貴重である。

頑張れ、POLYSICS!
posted by いっこう at 21:23| Comment(9) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

反則な楽曲


いつかお前との別れもくるんだろな先日公開になった映画「幸福な食卓」を鑑賞してきた。
原作は2005年吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説だそうで、映画についてのテレビCMも頻繁に流されていたようなのだが、私はこの作品を映画・原作共に全く知らなかった。そんな私だったのであるが、相方の誘いを受ける形で観にいったというわけである。

その映画の内容や感想については、ここでは述べないことにする。
私は映画の専門家でもないし、ブログで映画批評を書く趣味もないので、この映画の感想や批評については、Web上に沢山転がっているであろう他の鑑賞した方々のそれにまかせることにしよう。主演の子可愛かったな。

ここでは、その映画のエンディングテーマとして流れたMr.Childrenによる「くるみ -for the film - 幸福な食卓」という曲について触れたい。


泣いた。

その場で初めて聴いたのに、泣いてしまった。


死神くん」で触れたような呪われた過去をもつ私にとって、この歌は反則である。プロレスで機関銃を乱射するくらいの反則さである。

性別や自分との関係は違えど、私にとっての「くるみ」に相当する愛すべき人たちが、映画のエンディングでこの曲が流れている間、ずっと頭の中を駆け巡っていた。「告別式のお知らせ」(コメント欄含む)で書きたかったことが、ずっとファルセットが下手だと思ってる桜井和寿によって歌い上げられていた。ずるいよ。

希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える
「どんなことが起こるんだろう?」
想像してみよう
出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える
引き返しちゃいけないよね
進もう 君のいない道の上へ


くるみ - for the film - 幸福な食卓/ Mr.Children」



あなたの目の前の大切な人に全力で。

「当然」にあぐらをかいていると、前触れもなく、その「地面」が崩れ落ちるよ?
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2006年08月07日

夏のど真ん中

暑かったー


いやぁ〜寒い。

なぁ、この数日夏だってのに寒すぎやしねーか?!



・・・あ? 何? 今の気温は35度超えてるって?



全然寒いじゃねーか!!!







・・・何で?
そんな無粋なこと聞くんじゃねぇよ。










目の前のお前らの熱気の方が、こんなチンケな太陽の日差しより何倍も暑いからに決まってんだろ?







観客>いっこうカッコイイー!








・・・なんていう、

「もしもいっこうがROCK IN JAPAN FES.2006に呼ばれる程ビッグなアーティストだったら」

という、往年のドリフ大爆笑の「もしものコーナー」でも、長介が台本段階で「だめだこりゃ」と採用してくれそうもない虚しい設定上での妄想MCが頭を過ぎるほどに興奮した昨日であった。

というわけで、今日はそんな相変わらずアフォな私が満喫した昨日の夏フェス

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006

の最終日(2006/8/6)のレポート・・・というほどではない感想文をアップしよう。


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posted by いっこう at 14:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

僕も透明人間さ


噂が走る通りは 息を吸い込め 止めたままで渡ってゆける
僕は透明人間さ
もっと透けて居たい
本当はそう願っているだけ

何かを悪いと云うのはとても難しい
僕には簡単じゃないことだよ

一つ一つこの手で触れて確かめたいんだ

鮮やかな色々

(「透明人間/東京事変」より抜粋)


昨日の夜、8/17発売の東京事変ライブDVD「DYNAMITE OUT!」を観ていた。

その中での、彼らの新曲「透明人間」を聴いて思ったことを、グダグダと相変わらずの長文で一度書いてはみたが、このブログで繰り返し書いてきた事と重なるような気もするので、結局全部消してしまった。
だから私が何を言いたかったのか知りたければ、過去記事読んでみてね、うふ。


「手抜き記事」とか言わないように。

♪それを笑わないで〜(同じく「透明人間」より)
posted by いっこう at 18:25| Comment(18) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

音楽バトン


この記事で触れたCD達何やら今、Musical Batonという企画がブログ界を駆け巡っているらしい。
音楽に関連した5つの設問に答えて作る記事の連鎖を、昔懐かしい不幸の手紙システムで広げていくというものだ。

そのリレーのバトンが、昨日このブログ界の辺境の地「逆転スペクトル」にもついに到達した
果たして、この私の音楽の趣味なんかに興味がある人がどれくらいいるのかは分からないが、バトンを受けたからには走ることにする。市内の陸上大会で、通っていた小学校のリレー代表に選出された時には結局補欠でバトンを受け渡しできなかった、という悔しさを今こそぶつけようと思う。いいの!ぶつけるの!
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posted by いっこう at 19:28| Comment(8) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

ダーリン ラムネを買ってきて


♪二人で飲みましょ散歩道 月が昇るまで
「セーラー服のもえちゃんに萌え〜」


そんな呪文を心の中でそっと唱えて、アキバ系の心情を分かろうと試みた探求心旺盛な私inパチンコ屋。

この記事に迷い込んだ大多数が速攻で逃げ帰るであろう危険な記事導入だがやってみた。それなりのリスクを背負わなければ男は磨かれないと、昔柏の白木屋で意気投合したオヤジも言ってたしね。この不況の時代こそのハイリスク・ハイリターン精神である。
「いや完全に無駄なリスクやん」という誰かの囁きが聞こえるが、それは多分、最近妄想過剰気味の私にしか聞こえていない幻聴だろう。いつもの事さ。

さて本題。

人生、つらい別れがあれば嬉しい出会いもある。
あの出来事以来、今日久しぶりのパチンコに行ってきたわけだが、そこで私にも新たな出会いがあった。その相手が、写真の「CR フィーバー湯けむり紀行」という最新機種である(写真は大当たり中♪)。

私がこの機種を次の相方に選んだのは、登場キャラの一人「もえちゃん」に萌えたからではなく、「湯けむり紀行」というタイトルにニ時間サスペンスの入浴シーンを連想したからでもなくて、大当たり中に流れる曲があの懐かしいジッタリン・ジンの「にちようび」だったからだ。
どの機種で遊ぼうかなと店内を物色していたら、聞き覚えのあるこの曲が流れてきたので、あの琉球を思わせるメロディに吸い寄せられるようにして、かの台に座ってしまったというわけだ。

そして数時間後。
マイナス1万円という収支にやや落ちこみながら店を出るときに、ふと思った。

ああ俺も年をとったなと。

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posted by いっこう at 02:58| Comment(8) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月08日

アイのコレクター


ホントいいアルバムです「自分探し」という言葉がある。

自分がこの世に生まれた意味。
自分がこれから生きていくことの意味。

そんな得体の知れないモノを求めて、日常を離れた旅をすることで客観的に自分を見つめ直した気になってみたり、自分の心の中で迷子になってみたり。

そんな暇つぶしにハマっている人達に聴かせてみたい曲が、ハートバザールのラストシングル「アイ」だ。
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posted by いっこう at 23:19| Comment(37) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月06日

雪が降るすばらしい町

先日私の住む町にも雪が降った。
そんな雪が降る様を見ている時にいつも、私の頭の中で無限ループで鳴り続ける曲がある。
奥田民生が昔結成していたバンド「ユニコーン」の「雪が降る町」だ。
大好きな曲である。
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posted by いっこう at 17:34| Comment(6) | TrackBack(3) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月15日

自問と肯定のリフレイン

JLPとより子二枚のCDアルバムを買った。
「より子」と「JERRY LEE PHANTOM」それぞれの最新アルバムである。

一方は今作より「より子。」から「より子」へと、そのアーティスト名から「。」を取った。
一方は今作より「THE JERRY LEE PHANTOM」から「THE」を取って「JERRY LEE PHANTOM」と改名した。

ただの偶然だが、妙なシンクロを感じる。

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posted by いっこう at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月18日

1998年の椎名林檎


今もこのサインなのかなあれはそう、1998年9月のことでした。
私は、来る23日に大学近くの新星堂で椎名林檎というアーティストがインストアライブを開催するという情報を聞きつけました。その時既に深夜ラジオで、椎名林檎というちょっと風変わりな名前のアーティストが唄う「 歌舞伎町の女王 」を何度か部分的に耳にしており、その何ともインパクトの強い楽曲が気になって仕方がなかった私は、一も二も無く見に行く事に決めました。
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posted by いっこう at 00:30| Comment(9) | TrackBack(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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