2010年03月09日

とある猫


ぶちゃいくにぶちゃいくって言われる覚えはにゃい!パッとみると柄が似てるのでアイリスにみえるが、これは別の猫。

自宅の近所にいた野良猫で、この写真ではよく分からないが、近くでみるととてもとてもぶちゃいくなのだが、なんとも愛嬌のある憎めない顔をしていた。
いつも小刻みに震えていて、写真のように身体を小さくして丸まっていた。近寄ると逃げるときもあったが、こちらがしゃがみながら視線を低くして近寄ると、膝あたりにスリスリしてくるときもあった。

アイリスに柄が似てる事もあって気にしていたのだが、近所のおばちゃんにエサをもらっていたらしく、いつもそのエサを貰う場所の半径10メートルぐらいの範囲内にいた。多分一日中その半径10メートルの範囲内しか動いてなかったんじゃなかろうか。
後にそのおばちゃんに段ボールでできた家を与えられたらしく、それからはいつもその家の中で寝ているようになった。

しかしある日その通りを通ると、突然段ボールの家がなくなっていた。家の主であるあの猫も、それからしばらく姿を見かけなくなった。

その後私と相方でその通りを歩いていたとき、あの猫にエサをあげていたおばちゃんに出会ったので、相方があの猫はどうしたのかを尋ねてみたところ、そのおばちゃんから帰ってきた答えは、

「もう死んじゃったんだよ。弱っていたからねぇ。」

ということであった。

それを聞いたとき、自分でも驚くほど気持ちが沈んだのを覚えている。別にあの猫と深い交流があったわけでもなく、見かけるたびに「お、今日もいるな。」と思うくらいだったのだが、何故だかひどく悲しくなった。

なんだろうこの気持ち。無意識にさえない自分とあの猫とを重ね合わせていたんだろうか。
深く考えると何となく鬱をこじらせそうなので、あまり考えないようにしている。

あれからもうだいぶ経つが、あの通りを通るたび、未だにあの段ボールの家が在った場所に目をやってしまう。

そんな、ちょっとセンチメンタルな僕ちんでした。てへっ


posted by いっこう at 14:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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